冬の風物詩 シモバシラ
広島市植物公園
「シモバシラ」という植物をご存知ですか?
霜柱というと、この季節の冷たい早朝に地面をもち上げる「氷の柱」のことですが、実は同じ名前の植物があるのです。シソ科の多年草で、本州西部、四国、九州などの山野に自生しています。
この植物は、春から秋にかけては、緑の葉を持つごく普通の植物の姿をしていますが、冬になり地上部が「冬枯れ」の状態になると、写真のような面白い姿を見せることがあります。
これは、植物体内にある水分が寒さのため凍結して膨張するときに、茎の割れ目からにじみ出ていくことによってできる自然の造形です。その妙技はまるで氷でできた花のよう。
広島市植物公園では、「シモバシラ」を花の進化園とロックガーデンに植栽しています。自然現象ですので、いつでも見られるわけではありません。夜間晴れて、気温が氷点下になり、一面に霜が降りているような寒い日の朝がチャンスです。できた霜柱は日が当たって氷がとけるまで(9時半頃まで、開園は9時から)のはかない現象です。また、この現象はサルビアなど、シソ科の他の植物でも観察することができます。
- 開園時間9:00~16:30 (入園は16:00まで)
基本情報
名称 | 広島市植物公園 |
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フリガナ | ヒロシマシショクブツコウエン |
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住所 | 731-5156 広島市佐伯区倉重3-495 |
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アクセス | JR五日市駅北口より薬師が丘行きに乗り、植物公園バス停下車すぐ |
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電話番号 | 082-922-3600 |
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ファックス番号 | 082-923-6100 |
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開園時間 | 9:00~16:30 (入園は16:00まで) |
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休園日 | 金曜、年末年始 |
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関連ページ | ホームページ
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