市民レポーター【kumachan】が行く!
------ 第59回NHK杯全国高校放送コンテスト ラジオドキュメント部門優良賞受賞
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kumachan 出没ちゅう!!
~カメラをもった くまがでるでぇ~
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kumachanです。いたって普通の主婦のつもりですが・・・
趣味のカメラを手に取るとレポーターに変身\(◎o◎)/
地域を飛び跳ねます。
五日市高校 放送部編
五日市高校放送部 「四十一年間の約束」
------ 第59回NHK杯全国高校放送コンテスト ラジオドキュメント部門優良賞受賞
第59回NHK杯全国高校放送コンテスト(平成24年7月23日~26日)
ラジオドキュメント部門 優良賞(第4位) 『四十一年間の約束』
インタビューも全てテープからおこして ドラマに編集
効果音も ナレーションも 全て手作りです。
ほんとは、音で紹介したい 「四十一年間の約束」ですが・・・
Webに動画編集はNGのようです。
原稿から 抜粋して文字で紹介します。
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ラジオドキュメント「四十一年間の約束」
ナレーション
「あなたには、守り続けている約束ってありますか?」
卒業式式辞 坂本眞平 校長先生
「・・・母親が言ったこと、それは毎週日曜日には私にハガキを出しなさい。それを約束にしようということでした・・・」
「・・・頭の中がいっぱいの状態にあったため、簡単にその約束を交わしてしまったのです・・・」
インタビュー
「母親が、ずーっと生まれて十八年間一緒に暮らしてて、旅立つ子どもに対していろんなことを、親だから言うと思うんよ。 今みたいに携帯電話があるわけじゃないし」
「ずっと最初は、見るもの聞くものが新鮮なことばかりだったんだけど、おんなじことを繰り返していくとね。書く内容っていうのがなくなってくるんよね・・・ そうすると、やはり時間がかかるのよね、一枚のハガキをかくのに・・・」
「母は 広島での生活はどうか?友達はできたか、とかね。たぶんそうだったと思うよ。ご飯は何を食べているかとか・・・ 僕は、こんなもの食べてるでって言ったら、ちょっとなんか偏ってるんじゃないかとか・・・そういう、しょうもないことよね」
ナレーション
「親が子どもを心配する気持ちはみな同じ。母親に励まされ、眞平青年は大学で多くのことを学び、やがて教師の道を歩み始めました」
「十八歳の頃から始まった一つの約束。それは、お母さんが亡くなるまでの四十一年間続いたのです。お母さんの遺品を整理したとき、坂本眞平校長先生は、箱に納められた約二千枚のハガキを見つけました」
インタビュー
「ハガキっていうのは一つの魂として僕の中にはあるんよ。箱の中に入ってるんだけど、それはもう、すべて約束という魂なんよ」
ナレーション
「四十一年間の約束の魂、それは・・・」
インタビュー
「こんな些細な事でも続けたことによって、十年や二十年たったときには 気づかなかったことが、四十年たって、母親がなくなって、はじめて自分の中で自分が知らず知らずのうちに自分に自信を持ってたんだなとか、うん」
ナレーション
「小さな約束だったとしても、守り続けることによって自分の自信や誇りにつながる。坂本眞平校長先生は式辞で最後にこう話されています」
卒業式式辞 坂本眞平 校長先生
「自分との約束を守ること。そのことが継続できたとき、自分の対するプライドや自信を持つことができるのだと思います。人生は他人と競争するものではありません。自分で納得のいく生き方ができるかが重要なのです。卒業生のみなさん、自分にプライドが持てる人になってください。(そして自分で納得のいく人生を歩んでください)」
ナレーション
「制作は、五日市高校放送部でした」