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ゲンビどこでも企画公募2015展

2015年6月6日~28日 今年で9回目!旧日本銀行広島支店を会場に開催されます

2015/05/11

2015年6月6日(土)~28日(日)広島市指定重要有形文化財「旧日本銀行広島支店」が舞台となります!

入選作品決定!
「ゲンビどこでも企画公募2015展」

「ゲンビどこでも企画公募2015」は、無料パブリックスペースをアーティストに開放し、作品プランを募る公募プログラムです。
被爆70周年を迎える2015年は、広島市指定重要有形文化財の「旧日本銀行広島支店」にて開催されます。
全国より集まった多数の応募作品から選ばれた9作品を、6月6日()から6月28日()までの会期中、無料で観ることができます。

広島に残る被爆建物と、入選作品とのコラボレーションをお楽しみください!
スペシャルトーク地元協力企業の日など、会期中のイベントもお見逃しなく!!

アーティストの創造の場を支え、地域との交流の場を創出!

「ゲンビどこでも企画公募」は、地域で支える創作活動の場を作り出していく趣旨に賛同されている地元協力企業3社(オタフクソース株式会社、オリエンタルホテル広島、広島アンデルセン)、さらに各方面で活躍する特別審査員との協力体制により、アーティストの創造の場を支え、地域との交流の場を創出することを目的としています。

編集部も会場へ行ってきました! 入選作品の一部をご紹介します!

池田修 賞

小田原 のどか さん

【↓】

1946年から1984年まで、長崎市松山町に実在していた「原子爆弾中心地」と書かれた矢羽型の標識。誰がたてたのかもわからない、「この地点」だけを指し示す造形に、彫刻の原点を見出し、広島の爆心地からほど近い旧日本銀行広島支店に矢羽の形をネオン管で再現。

やなぎみわ 賞

今尾 拓真 さん

【work with #2(旧日本銀行広島支店)】

日常的に目にしながらもあまり注意を向けない空調設備の風圧を使って、リコーダーやハーモニカを鳴らす。普段、意識せずに使用している設備や展示空間そのものを、空気と音という目に見えない要素を利用して可視化させる。

山下裕二 賞

後藤 靖香 さん

【袋町カムパネルラ】

旧日本銀行広島支店が建設される以前に実在した旧士族の授産施設『同進社』の印刷部。そこでは、元侍の子供たちが日々、新聞のための活字拾いを行っていた。原爆が投下される前の広島の歴史に焦点をあて、この場所にかつていた子供たちの姿を描き出す。

オリエンタルホテル広島 賞

小林 椋 さん

【蚊帳をうめる】

空間に点在する構造物がひそやかに動き、作動音を発する。それは、普段の私たちの生活の中にもありふれている、耳に入るが、しかし音楽を聴くように能動的に聴こうとはしない音。「音」の存在についての認識を揺さぶるインスタレーション作品。

入選

菊田 真奈 さん

【安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから】

「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」と刻まれた広島の原爆慰霊碑を70回繰り返し撮影した写真作品。徐々に文字や形が見えなくなり、70回目には判別不能となった慰霊碑の姿に、現在の私たちと歴史との距離を映し出す。

倉本 弥沙 さん

【He said “Buena Vista”】

展示空間の中に、鉄のベットや羊の毛皮を配置したインスタレーション作品。水をたたえたように寝面が鈍く光る鉄のベットは、死の世界へといざなう船や、祭壇を連想させる。タイトルの「ブエナビスタ」はスペイン語で「良い景色」を意味し、私たちに、彼岸の景色について連想させる。

鹿田 義彦 さん

【スカイスライド】

床に敷いた広島市内の地図の上に、さまざまな地点から撮った広島の空の写真が置かれている。原爆が投下された1945年8月6日8時15分は雲一つない晴天であったことから、広島の市内で青空を観るという行為の中に、「あの日、あの時」を想像する。

名知 聡子 さん

【粛々と】

広島市の花であり被爆樹として再生を果たした「夾竹桃(きょうちくとう)」を、作家本人が期間中に書き続ける。日々、少しずつ咲き、そして枯れていく花を描き、その痕跡を重ねていくことで、人々の営みや、枯れてはまた再生する、生命の有り様を表現する。

ヒグラシ ユウイチ さん

【SALT ARMS】

人間が生きていく上で不可欠な成分でありながら、過剰に摂取すれば毒にもなる塩と、声明を守ることもあれば、脅かすこともある武器。塩と銃という一見関係ないものに共通点を見いだし、生命と死、暴力と平和など対立する概念を、岩塩のブロックから銃を掘り出すことで融合し、提示する。

★各作品の説明文は、入館の際にもらえる資料を参照しています。

あなたも「観客賞」の審査員に

応募総数131件の中から、特別審査員3名と広島市現代美術館スタッフによる厳正な審査の結果、入選作品として選ばれた9点の作品たち。

会期中には投票用紙をもらえます。
展示を観終わって退館の際に投票箱へ入れれば、みなさんが「観客賞」の審査員に。

ウェブ上だけでは感じることができない入選作品の「大きさ」「音」「雰囲気」など、ぜひ旧日本銀行広島支店で直接感じてみてください。

※観客賞の投票締切は6月21日(日)、結果発表は6月22日(月)です。
※投票結果は、会場および公式サイト内にて発表予定です。

ゲンビどこでも企画公募2015展

【開催日】
2015年6月6日(土)~2015年6月28日(日)
【開館時間】
6日~17日、28日 10:00~17:00
18日~27日 10:00~19:00
【会場】
旧日本銀行広島支店
(広島市中区袋町5-21)

※会期中無休、入場無料

【お問い合わせ】 
広島市現代美術館
082-264-1121

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